DAY27

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Logrono→Najera 29km

 6:05に出発したが、その時にはすでに残り5人になっていてフランス人の道での巡礼者は朝が早いと改めて思った。その理由にアルベルゲの争奪があると思った。安い民営アルベルゲだったり、良い評判のアルベルゲに集まるので、遅く到着すると泊まりたいアルベルゲが埋まってしまうのだ。寄付制のところもすぐ埋まる様である。早く出発して早く到着。これが鉄則っぽい。ただ、アルベルゲの数はたくさんあるのでどこにも泊まれないということはないと思う。ログローニョは大きく、街を出るまでに40分かかった。

before sunrise
日の出前なので街灯がないところでは真っ暗。

 標識も多く、順調な道のりである。途中、色々な十字架がデコレートされた柵があった。そのほとんどは木を十字にして掛けてあった。巡礼路にはそういったお祈りの意味合いのあるところが時々現れる。

park
独自のコンチャの形が可愛らしい。

cross
多くの十字架。

 8:30にはNAVARRETEに着き、10:10にはナヘラへ11kmの地点にいた。

a house and a car
最近カメラのこのモードを発見しはまっている。

 途中で見回りをしている警察官らしき人たちに出会ったが(見回り隊かもしれない)、馬に乗っていて巡礼路らしいな〜と思った。ちなみに巡礼に推奨されているのは歩き、バイク、馬のりであった気がする。

police on the horse
笑顔で写真に応じてくれた。

 特にアップダウンもなく楽ちんだった。しかし、両足の母指球のところにマメができていた。12:30にはナヘラのアルベルゲに到着したが、オープンが14:00だったので到着順に荷物を並べ思い思いの時間を過ごした。自分は15番目くらいであり、ちょうど後ろにデンマーク人の2人組が並んでいた。途中で見かけたことはあったが、この時に初めて話をした。

albergue
宿の前は長蛇の列。

2人の白い肌は日に焼けて真っ赤になっていた。エレオノーラ、アリスン、マリッシオも到着し、同じアルベルゲだと喜んでいた。受付の時間になり、自分の番が回ってくるとオスピタレロが日本人だとわかった。日久々の日本人ということもあり、めちゃくちゃ嬉しくて色々話すと、何と同じ宮崎出身だとわかった。しかも家も車で15分くらい!彼女たちは親子でオスピタレロをしており、以前に巡礼を歩いたそうだ。あれ、どっかで見たことなるなと思っていたら、、、見ていたブログの主だった。スペインに来る前に巡礼を調べており、その中に親子で巡礼をしている人がいて、その時の娘さんは小学生だったので、小さいのにすごいなぁと印象深かったのだ。その娘さんは高校生になっていた。2人の受付業務が落ち着いた頃に3人で話をしたが、すごい偶然のことに話に花が咲き、色々と日本語で話せて嬉しかった。

Najera
スペインの田舎町ナヘラで宮崎出身の親子さんと出会う。もちろんその後に宮崎でも何度かお会いしています。

 シャワーのあとでエレ、アリスン、マリッシオと4人でスーパーに行った。その時にマリッシオがスペイン人のマリオとアメリカ人のクリスティーナを紹介してくれた。みんなでアルベルゲ前の川辺でゴロゴロしながらおやつを食べて過ごした。

fun with friends
川のほとりでみんなでゴロゴロ。最高の時間が流れていました。

 この機会を逃すまいと、日本の友達が作ってくれた眉毛キット、通称イモトに負けるなキットを皆でつけて遊んだ。

fun with friends
これを作ってくれた旧友はこんなに役に立つことを想像しただろうか。

 たくさん笑ってリラックスできた。こんなに楽しい時間が過ごせるなんてとても幸せであった。そして良い出会いに感謝した。
 ちなみにアルベルゲは100人規模の一部屋であった。いびきの大合唱がすごかった!!!

room for 100 people
巨大ワンルーム。夜はいびきの大合唱。