DAY24
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Puenta la Reina→Estella 23km
いびきのこともあり、熟睡できないまま５：２０に目が覚めた。朝食をとりまだ薄暗く肌寒い中６：３０に出発した。有名な橋を通ってからはほとんど農道だった。
休息日以来バックパックが重たく感じており肩の痛みも続いていた。サンダルのおかげで足は調子がいいので前に進めることは救いである。さて、フランス人の道に入るととにかく前にも後ろにも人がいて、ぼーっとしながら歩いていても問題なく正しい道を進める。若干他力本願的な感覚になってしまっていた。
今まで1人で頑張ったからせめてフランス人の道はイージーにリラックスして歩きたかった。また同じ顔ぶれでなんども追いつき追い越しを繰り返すので顔見知りも増えお喋りも増えた。一つ一つの村の間隔も狭いのできつくなったら近くの村で宿泊という選択肢も出てきた。今までは村と村の間が長く、一旦出てしまうと次の村まで何もなく、到着しないと寝床さえないという状況だったので選択肢がなかった。水分補給も楽で一気に２L持ち歩かなくてもすむようになった。巡礼標識や黄色い→もたくさんあるので迷いようがない様に感じた。流石メジャールート。至れり尽くせりだ。約２０日間を考えると正直、精神的にすごく楽で道や歩きも（肩や足の痛みは別として）すごく楽だった。
１２：１０に宿に到着。１３：００まで開かないということなので座っていると、何とパンプローナで折り紙を折ってくれたお兄さんが大きな荷物を抱え到着した。前にも後にも自分より大きい荷物の人はこのお兄さんだけで、桁違いの２７kgだった。お兄さんはベルギー出身でかれこれ１７年間数々のカミーノをこなしている巡礼者だった。アーミースタイルで荷物には色々な装備が含まれているらしかった。長年歩いてもこんなに荷物って多いんだな。。。とビックリするも、もしかしたらこれはお兄さんが所有する全ての荷物なのかもしれないと思った。そう考えるとミニマリストだな。
しばらくすると昨日ベッドが隣だったイタリア人も同じところへやって来て昨日のいびきすごかったねーの話になった。彼女はエレオノーラといい、イタリアの学生で２０才だけれでもとても落ち着いていた。開くのを待っている間に2人でプラザに行くことになら、巡礼のきっかけや夢など色々話をした。巡礼にはスペイン人やイタリア人が多いのだが、彼女はイタリア人とつるみたくないと強く思っている様で、常に英語を話して練習したいと言っていた。イタリア語とスペイン語は似ているらしく彼らはお互いの言葉で意思疎通を測ることができる。島国の日本の日本人からしたら想像もつかない。。。
帰ってシャワーを浴びて日向ぼっこへ出かけた。真夏のスペインで日向ぼっこ？こいつやっぱりクレイジーと思ったそこの人！スペインの夏はカラッとしていて、日本の様な湿っぽさは一切ない。気温は高くても湿度は低いので日陰や建物の中に入ってしまうと涼しいというか、むしろ寒い。なので部屋にいたらたちまち体が冷えてくることもよくあるので陽に当たりに行く。
１７：３０頃に再び街散策へ出かけSAN PEDROでのミサに参加した。ミサの最後には自分がモンセラットの修道院でしてもらった様に数名の巡礼者が牧師さんによって安全祈願の様なものを受けていた。そのミサでは同年代のポーランド人、オラと出会った。彼女は芸術家であり、子供達にも教えているらしい。アーティストっぽくて1人好きの雰囲気が出ているのだが、それでいて人懐っこい。彼女とも色々話を下が宿が違うので別れた。
ミサから戻るとアルベルゲの前にテーブルが出ておりコミュニティーディナーの準備が進められていた。（寄付制の宿では皆でご飯を作って食べることが多い。しかし、この時は初めてだったので知らなくて少し乗り遅れた感じだった。この時のディナー参加費は€１。お手伝いだけでお金を集めないこともある。）エレオノーラが誘ってくれたので輪の中に入ることができた。英語とスペイン語の飛び交う楽しいご飯だった。初のシェア飯！！
