DAY22
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Pamplona(休息日)
巡礼路におけるパンプローナという街はフランス人の道を出発した巡礼者たちがピレネー山脈を越えて2、3日目にたどり着く街であり、巡礼者も多い。自分が遠回りしてでもこの町に来たかった理由は”ヘミングウェイ”である。実は大学在学中は英米文学を専攻しており、卒業論文で扱うほどヘミングウェイという小説家に興味があった。彼はスペイン以外にもゆかりの地が世界中にあるのだが、パンプローナは有名な牛追い祭りからインスピレーションを受けた作品を仕上げた街として有名である。
今日はそんなパンプローナで1日フリーだ。朝8:00のチェックアウト時には一旦アルベルゲから出ないと行けなかったので荷物を置いたままペリグリーノ専門店へ向かった。荷物も背負っていないのに途中足首の痛みで歩けないほどだった。今まで気が張っていることもあって何とか歩いて来たが、足には相当負担をかけていたのだと思う。休息日ということで体がリラックスし、ボロが出てきたように思った。結局店までは足を引きずりながら一歩一歩向かう羽目になった。シューズも考えたのだが、とにかくかかとが痛くて靴を試着することができなかった。結局トレッキングサンダルの方が自分には合うと思い、テバ(Teva)のサンダルを購入した。マジックテープで三箇所固定するものでかかとは固定しなくても問題なく、かかとに触れるものがなかったため痛みが少なく歩くことができた。サイズがなく少し大きいものではあったが、靴よりも快適だと判断した。早速新しいサンダルでフラフラ街散策を開始した。
ということで、パンプローナについて少し紹介しようと思う。ペンタゴンのようなCIUDADELAやPARQUE YAMAGUCHIへ行きのんびり過ごす。
EROSKIというスーパーでモッツァレラチーズも購入。スペインの生ハムがチーズは値段も安く美味しいので経済的にも嬉しい。12:40頃にアルベルゲに戻ってからはポストカードを書いたりご飯を食べたり昼寝をしたりして過ごした。
17:00頃には再び外出しThe Cathedral of Santa Maria(€3)カテドラルへ行った。
街中は驚くほど人がいっぱいいた。
中央広場に接したバル(Cafe Iruna)はヘミングウェイが通ったバルとしても有名で彼の銅像も置いてあるほどだ。もちろん入るしかないよね。
街のいたるところにはヘミングウェイ関連のものがたくさんあった。
街は広いので一日ぶらぶらゆっくりできた。
明日からはいよいよフランス人の道のスタートである。
1人巡礼が終わったような嬉しさ、寂しさ、安堵、やりきった感、怖かったこと、何とも言えない気分だった。ここまでの1人の20日間を振り返って、想像を絶するカタランの道とアラゴンの道を無事終えたことに対する感謝が一番だった。