DAY21

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Izco→Pamplona 30km

どうしてもパンプローナへ寄りたかったので遠回りした。Izcoから普通に巡礼路を進むなら下のマップである。

おそらくどこかの町で一泊することになるがIzcoからPuente La Reinaを目指せば良い。

 今日も長い道のりなので覚悟して6:40に出発。空は曇っていて肌寒かった。昨夜は到着が遅かったこともあり洗った洗濯物が乾いておらずバックパックの色々なところにぶら下げて歩いた。

sheeps

 最初こそ農道だったがあとは道路に変わり石や岩もなく歩きやすかったがアスファルトは足に負担をかけていた。相変わらずスニーカーからはシューシューと音がもれている。パンプローナの街は大きいので新しい靴も買えるという期待も大だった。ただ左足のアキレス腱部分が痛みだし、快適に歩くことはできなかった。8:45にMonrealに到着し20分ほど休憩をしてから道路を進む。

 巡礼路ではないので標識等はなく、ひたすらパンプローナという街への最短距離を目指した。車通りの多い広い道路が多かった。遠くに街が見えてからが長く、街に入ってからも中心までは時間がかかった。それだけ街が大きいということである。久々の都会でワクワクしていた。

 14:05に到着したアルベルゲはドイツ人のあばあちゃん姉妹とヒゲのお兄ちゃんがオスピタレロだった。彼女たちは自分にすごく興味を持ってくれ、少しでもスペイン語を話そうと頑張ると微笑ましく見守りながら感心してくれた。そしてたくさん褒めてくれた。折り紙でコンチャ(貝殻)を作るとお兄ちゃんが→を折ってくれた。折り紙ができたことに逆に驚かされた。

白のコンチャをおったら、黄色の巡礼路を作ってくれた。

 巡礼路のアルベルゲは体調不良や怪我など特別な理由がない限りは基本1泊のみの宿泊である。自分はこの街で横断始まって初の休息日を考えていたので、特別にいいけど内緒だよっ、とおばあちゃんはウインクして連泊を認めてくれた。

ドイツ人の姉妹オスピタレロ。

 コミュニケーションの大切さを思い知った。ここで普通に英語だけ話してすんなり受付を済ませていたらこのようなことはなかったと思う。できるだけスペイン語を話そうとし、そこから新たなコミュニケーションが生まれ、仲良くなったおかげで許してもらえた連泊だったと思う。20日間歩き通したので快適な休息日になることを願って眠りについた。

アルベルゲ
アルベルゲの外観

domitory
巡礼者も多く、夕方には満室だった。