DAY20

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Undues de Lerda→Castillo de Javier→Sanguesa→Lie dena→Lumbier→Izco 37.3km ※別ルートあり

camino

 あぁぁぁ、思い出すだけでも辛い日だった。
昨夜アルベルゲから遠くに見えたハビエル城を今日はとても楽しみにしていた。開くのは10時ということだったので逆算して少し遅めの7:40に出発した。8:10には十字路へ出たので教えてもらった通りに右折してあとは→の変わりの目印(黄色いラインのあるポール)を辿って行った。25分ほどで突き当たり、そこを右折して更に15分でロータリーを左に行った。(ここには看板があった)

すごくよりすぎ。。。気持ちが前のめり、、、

 9時にはハビエル城に到着したが敷地内併設のホテル以外にはあまり人がおらず、まだ城は閉まっていたので外を見て回った。結局開くまで待ちきれずにホテルのフロントでスタンプをもらって9:50にはSanguesaへ向けて出発した。

Javier Castle

Javier

 これが最終的にはいい結果になったのだけれでも、、、NA-5410を歩いて25分くらいずっと上った頃に農道との分岐があり右に入って行った。11:15には町の教会へ到着し、買い物などをした後に町のツーリストオフィスへ寄った。

church

Sanguesa

おばちゃんが地図とアルベルゲ情報をくれた。予定ではこのままSanguesaに宿泊するつもりだったのだが時間が早いこともあり、もっと先の町のIzcoまで行こうと決めた。おばちゃんにその旨を伝えるとIzcoまでストレートの西へ向かう巡礼路ではなく、一旦北に上がってその後に西へ行くルートを教えてくれた。そのルートにはReserva Natural de la FOZ de LUMBIERという絶景場所があるらしくせっかくなので行ってみようかなと悩んでいた。11:40には町を出て次の町Liedenaへ向かおうとするが、迷っていたせいもあり、一旦引き返したりと何だかウロウロした。結局はオススメされた北へ向かった。

camino way

Liedanaまでは巡礼路ではなく車道の端を歩くのでもうスピードで通り過ぎる車にビクビクしながら進んだ。橋を渡って左に行くとベンチがあったので休憩をしているとおばちゃんに話しかけられこれから行くルートのことなどを説明してもらえた。道は少し難しく、ここでもオフラインマップは必需であった。説明された通りにトンネルがあり、中は先が見えずに途中は真っ暗だったが、観光地として有名らしく観光客らしい人たちがちらほらと増えてきて、彼らが持っていた明かりを頼りにトンネルを抜けることができた。

tunnel

きっと観光客たちは次の町のLumbierから来ているようで、絶景ルートを歩いて往復しているようだった。トンネルを抜けると右は高い岩場で左も川を挟んで高さ50mくらいの岩場があった。想像していたものよりも圧倒的な景色だった。

big rocks

big bird

コウモリや大型の鳥がたくさん飛んでいた。400mくらい進むと再びトンネルでそこを抜けると広い休憩所のようなところがあった。ここから長くなることがわかっていたのでコーラタイム。実はこのところコーラを常に持ち歩いている。多いときは2本バックパックに入れている。歩き終わった時やきつくてしょうがない時にこの一杯でエネルギーをチャージするのが自分には一番である。もし到着した町になかったらと思うとある時に買ってストックする癖がついてしまった。
 ふと前方に目をやるとヒマワリ、🌻🌻🌻🌻🌻、ヒマワリ!!!!

sunflowers

実は当初、アンダルシアのヒマワリを見てから横断を開始しようと思っていたのだが間に合わずに諦めてバルセロナに入っていたのでこの時期にヒマワリがまだ咲いているとは思っていなかったので予期せぬヒマワリに大興奮だった。なぜかヒマワリたちは皆うつむき加減だった。小柄で花びらが小さいものがたくさんで日本で見るヒマワリとは違って見えた。

sunflowers with me

Lumbierからは道路を歩きその後農道に入って行った。途中は草がボウボウな中を上り、アップダウンの繰り返しで、あの坂を上ったら休憩、というように手前の目標を決めて進んで行った。

close the door
もう迷わない。柵さえ閉めれば通っていいのだ!!

 そして休憩所で満タンに補給した水がなくなり、一本のコーラだけになった。それも飲みきり、最後の40分は喉がカラカラな状態で本当にきつかった。17:50にようやくIzcoの村に到着した時は、村の入り口にあった水道で水をがぶ飲みし、頭にも水をかぶった。生き返った気分だった。今日は今までで一番長い距離を歩き、遅い到着であった。ポーランド人の3人も20:00頃に到着した。同じルートを通って来たらしく大変さを共感できた。アルベルゲは今までで一番巡礼者が多く全員で9人いた。二段ベッドの上だったのだが、周りに何もなく、何だか落ちてしまうんじゃないかと心配になったのでマットレスを下ろしてダイニングルームで寝た。部屋が狭かったので同じようにマットレスを持って来て広いダイニングで寝ている人も3人いた。

pasta

 2016年7月26日