DAY17

            <!-- wp:paragraph -->

Ena→San Juan de la Pena→Santa Cilia de Jaca 22km

この高低差、要チェックですよ。

今日も元気に歩きます。

  外は寒く、昨日同様ジャンパーを着て7:00に出発。村の中で道を間違えお墓に突き当たった。間違ってるって教えてくれてどうもありがとうございます。と思いつつ結構な登り坂を行き、8:50にBOTAYAの村に到着。ENAと同じく石畳、石造りの家でイギリスのウィンダミア湖水地方を思い出していた。


 この旅ではナイキのエアーランニングシューズを履いており、2015年の世界一周も共にした靴である。その靴から今シューシューと歩くたびに音が漏れていることに気づいた。どうやら右からエアーが漏れているようだ。今回はすでに多くの山を越えており、歩く距離も半端ない。そろそろ限界を迎えているのかもしれない。BOTAYAから道路を少し行くと左に登山路があり、9:15から9:40まではひたすら登り続けた。

この真ん中を行くのです。エグい。

 最後は両手を使ってよじ登らなければいけないほど急な岩場であった。石がゴロゴロしており、その間に草がハマり歩きやすくはなっていたがランニングシューズでは少し厳しかった。(それでも普段の割合から考えると巡礼には登山靴よりもウォーキング・ランニングシューズをオススメする)そこから15分くらいでキャンプ場が現れその少し先に修道院MONESTERIO NUEVOが見えた。

右奥がNUEVO

 10時のオープンまで待ち、楽しみにしていた洞窟教会【REAL MONESTERIO】も回れる共通チケット(€7.5)を購入し、NUEVOの博物館の方から見て回る。

 外観からは想像もできないくらい近代的な内部になっていた。フロアはガラス作りになっているところもあり、地下の遺跡が見えるようになっていた。第二陣の移動バスで博物館の外のバス乗り場から5分ほど山を下りREAL MONESTERIOへ向かった。

 ガイドもつくのだがスペイン語のみだったので自分には英語のパンフレットが渡され自由に中を見てもいいよと言われた。洞窟のような岩場に併設されているような場所の中にあり、厳かな感じがした。


 REAL MONESTERIOから直接下る巡礼路を見つけたが、荷物を博物館に預けていたのでバスで一旦戻り、11:50頃に受付で道を聞いてから奥の林の中を抜けていった。
 実は、矢印は別にあったのだが、地図は受付の人が言った方向であっていたので、そちらに進むことにした。途中の林の中では木々から太陽の光が差し込んでいて道がとても美しく見えた。

 少しずつ急な岩場の下りになっていった。二組ほど下から登ってくる人たちを見送ったところで石の上に乗った足がすべって大胆に転んだ。何だか”ズッコケた”という言葉がどハマりしそうなこけ方で、何十年ぶりにこんなこけ方下だろうというような感じでおかしくなった。しかもちょうどそのとき熱唱していたので足場の集中力を欠いていたと思う。その後も足場が悪いせいで何度も足首をくじきそうになり、慎重に下って行った。足首を怪我してしまっては身動きがとれなくなるので本当に避けなければならないと強く感じた。

 次第に緩やかな下りになり、久々に【穏やかな午後の香り】がしてきて優しい気持ちになった。その後もさらに下から2組登ってきた頃に下山を完了し、12:40にSta.Cruz de la Serosに到着した。

 朝からの激しいアップダウンの繰り返しでかなりの疲労感だった。バルでコーラを飲み休憩。ウェイターさんに教会のことを聞くと、今開いてるぞ!ということだったので昼過ぎの教会はレアだと思い、バルで荷物を預かってもらって少し引き返し教会へ行った。撮影禁止の教会で係員もいた(←珍しい)再びバルに戻りお礼を言ってから13:20に街を出た。20分間はひたすら上りでそのあとはアップダウンの繰り返しである。

アップダウンの想像を超えますよ。

 足場は石が多く危険なので慎重に進む。14:20ようやく山をおりた。と思ったら、めちゃくちゃ急な登り坂が少しあり、小さな村BINACUAについた。ここからは下りで360°パノラマで山が広がっており遠くに今日のゴールの街も見えた。ピレネー山脈も見え、すごくいい気分のひたすら下りだった。

 道路に出たところでSta.Cilia de JACAの街に入っていく。15:00到着もアルベルゲに誰もおらず荷物を置いてウロウロする。バルの人に聞くと鍵は開いているということだったのでお邪魔して使っていた。

裏から入れました。

夜中に家族?グループ?が到着して、中学生くらいの子たちが部屋にきました。パパっと準備してすぐに寝てくれたので、12:00過ぎだったけれど問題なかったです。

 20:00頃におばちゃんが現れ、きっちり€10を回収していった。バルの近くの小さな広場にWiFiがあると聞いたのでそこで1時間くらいネットをしながら過ごした。