スペイン巡礼 ボランティア 2日目

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 今日はロウラが帰ってしまうので、いよいよ3人で巡礼者を迎え入れる初日となる。いつも通りに掃除をこなし、巡礼者を迎えつつ、昼前に4人で買い物に行った。だいたいの買うものの流れを一通り習った。出来るだけ安いものを買うためにも二箇所をはしごして業務用のものとスーパーで買えるものを分けて購入していく。40〜50人の食べ物2、3日なので、例えば5個入りのトマトネットを6〜7袋。野菜は基本的にトマト、きゅうり、ズッキーニ、レタス。これだけでもすごい量になる。

業務用を売っている倉庫。

メガカート。日本のような小さいカゴはない。


 宿の運営に関わるお金は巡礼者の寄付によって賄われている。彼らに支払いを求めることはないが、”もしよければ次の巡礼者のための寄付を”と言う形で最初に伝えるだけで、あとは彼らに任せている。日によってお金がものすごく集まる日とそうでない日があるので、買い物も非常に神経を使いながら常に節約をしつつ、それでいて彼らが満足に夕食、朝食、そして生活を送れるように工夫する。

 巡礼者にはスペイン語と英語どちらが良い(得意?)かを聞いて、英語なら自分が、スペイン語ならジャウメかデルディが案内をする。この日は41人の巡礼者を迎えたが、35人くらいは英語がいいという感じで、とても大変だった。まだまだ慣れていないので、用紙を見たり、言い忘れたり、てんやわんやという感じであっという間だった。
 印象として、イタリア人はスペイン語が理解できると思っていたが、若者はスペイン語よりも英語を好む傾向が強かった。とても以外だった。