スペイン横断〜食と住〜
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前回は衣について長々と語りましたが、生活の基盤となる食と住についてお話していきます。
スペイン巡礼の宿
まず住ですが、巡礼路にはアルベルゲという巡礼宿が存在しています。フランス人の道だとおそらく困ることがないくらいたくさんあるので問題ないでしょう。サンジャンピエドポートではアルベルゲリストをもらえるようです。横断の際にはアルベルゲがないところもありましたので、自分の記事を参考にしてください。
フランス人の道ありがたやです。個人的にオススメはMUNICIPALという記載のある民営のアルベルゲです。だいたい５〜10ユーロで泊まれます。DONATIVOと値段のところに書いてある宿は寄付制です。自分は最低寄付額の５ユーロくらいを入れていたので片付けを率先したり掃除したりとお金がない分、人より働きました。間違ってもタダで泊まらず寄付しましょう。
さて、アルベルゲに宿泊するにはクレデンシャルという巡礼パスポートの所持が必要になります。こちらは最初に宿泊した場所で購入しましょう。小さいアルベルゲだとクレデンシャルを販売していないところもあるので別の紙などにスタンプを押してもらい購入できるときにしましょう。1.5〜3€です。
クレデンシャルのスタンプはアルベルゲ（宿）以外にも教会やBAR（バル）などで押してもらえることもあります。ちなみにゴールした時、自慢じゃないですが←自慢です。完全に！自分のクレデンシャルは誰よりも長くすごい量のスタンプで自慢でした。←やっぱり自慢！！
スペイン巡礼の食
食べ歩き
私が経験した巡礼（横断）のたびは前半ほぼほぼ1人、後半グループだったので、それに合わせて食事方法もかなり違うものになっていきました。
特に前半は1人で黙々と歩き、とにかく歩かなければ宿がない状態でしたので、バルでゆっくり休憩するなんてことは３度（他の人で出会って）くらいしかなかったと思います。
あとは基本的に歩きながら食べられるようなものを食べながら進んでいました。
１日３食というレベルではなく、お腹が空いたらエネルギーになりそうなものをどんどん摂取していくという感じでした。
自炊
前半の夜ご飯はほとんど自炊をしていました。短期ならば迷わずバルへGOですが、５０日間の巡礼を予定しており、そのあとさらに世界二周目の計画があったので、出来るだけ切り詰めていた感じでした。パスタ€1、タコ缶€1,3でタコパスタを作ったり、パン🥖¢70に€１モッツァレラチーズと１€生ハムをはさんで作るボカディージョなど、スペインだからこそ安く美味しく食べられるものを進んでチョイスはしていました。生ハムとモッツァレラチーズのコンビはコスパも味も最強でした。
BAR（バル）で食事
フランス人の道に入ってからグループ行動をするようになって、朝や昼はBAR（バル）で済ませることが多かったです。バルではペリグリーノ MENUといって巡礼者用の安いコースメニューが€９〜１２くらいでお腹いっぱいに食べることができるものもあります。プリメラ（１st）とセグンド（２nd）で2種のメインっぽいやつ（その中にサラダも１メニューとしてある）を頼んで最後はデザートがつくというもの。欧米人の友達は安い安いと行って毎日昼も夜も食べていましたが、自分はMENUはたまにしか食べていませんでした。
シェア飯
グループになってからはバルにいくかシェア飯にするかでした。イタリア人も多く、グループにも1人イタリア人の女の子がいたので、彼女が積極的に作ってくれたことが多かったです。だいたい毎回€２〜４くらいしかかからなかったです。
コミュニティディナー
ドナティーボ（寄付制）のアルベルゲでは大抵がこのコミュニティーディナーというものがあり、みんなで作って（または宿の管理人）みんなで食べるスタイルでした。多いときは５０人分くらいを作ってみんなで食べるので、作る人は大変そうでした。大抵イタリア人が進んで作ってくれたので、基本はパスタになりますが（人数的にもコスト的にも）美味しい料理ばかりでした。
スペインの食費はとても安かったという印象です。バルセロナやマドリッドなどの観光地では考えられないような値段がスペイン人の生活の中にあったので、都市と田舎では３、４倍近い差があるものなんだと痛感しました。
スペインのスーパーは２４時間ではないですし、シエスタの時間（１４：００ー１７：００頃）は店が閉まりますので要注意です！！！
