アンドラの世界遺産、マドリウ・ぺラフィタ・クラロ渓谷へ

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 アンドラ公国とは。。。

 スペインとフランスに挟まれた内陸ミニ国家であり、国土面積は468km2であり、日本では金沢市の面積とほぼ等しいそう。ピレネー山脈の中にあり、首都のアンドラ・ラ・ベリャ(Andorra la Vella)は標高1030mです。人口は約8万人くらいで、アンドラ人は35%くらいです。あとは近隣国から移住して来た人です。
 世界遺産のマドリウ・ぺラフィタ・クラロ渓谷のトレッキングは夏のレジャーとして人気であり、冬はスキーやスノボーが盛んです。真夏に行ってもスキーの広告を色々見かけたくらいです。
 経済の中心は観光業で、EUには非加盟だが€ユーロを通貨としています。また、2011年までタックス・ヘイヴン(一定の課税が著しく軽減、ないしは完全に免除される国や地域のことであり、租税回避地とも、低課税地域とも呼ばれる)国家であり、2012年まで消費税は存在しませんでした。
 現在は一般的に4.5%の税がかかりますが、本や新聞→1%、食べ物、飲み物(酒を除く)→1%、美術品や芸術品→2.5%、銀行などでのチャージ→9.5% という感じです。

 では早速アンドラ観光をして行きましょう。

 今回はアンドラ世界遺産でもあるMadriu-Perafita-Claror(マドリウ・ぺラフィタ・クラロ渓谷)へのトレッキングの詳細をお話したいと思います。
 このクラロ渓谷、実はとてもとても広く、1日で回ることは到底無理ですので、今回は途中で折り返しのある約12kmのトレッキングコースを紹介できればと思います。
【休憩含め約4時間〔トレッキング中級者です〕←何を持って自分を中級者と言い切るかは謎ですが、初心者ではないし、10時間以下のトレッキングは数多くこなしているので自称中級者としますね🤗】

バスで山を登って行くときの景色です。アンドラシティが小さく見えています。

 早速大事なポイントですが、町から歩くのではなく、前回紹介したEngolastersからスタートすることを強く、強くオススメします。帰りで気づいたのですが、帰りはかなり傾斜のきつーい降りをひたすたくだり続けましたので、これを登ってくるのかと考えるとぞっとしましたので。。。ただ、くだりが苦手な人は完全なる湖への折り返しを強くオススメします。

 では地図を使って少し説明を続けます。

Maps.meで見てみると、どこからがクラロ渓谷かがわかりにくいです。湖は真ん中のちょい上に写っていますね。

もらった地図になります。

 こちらのピンクで囲っているところがクラロ渓谷になります。
そして今回私は湖から黒いラインでRefugi de Fontverdという小屋のある、ひらけたところまで行きました。そして帰りは少し折り返し、水色のラインを通って町まで直接おりました。

 湖からクラロ渓谷(ピンク枠内)に入るまではとても歩きやすく整備もされていますので、初心者の方でも安心して歩くことができます。渓谷に入ってからは岩や石や小石が多く、上りも多くなります。 

 黒と水色のラインが混ざるRamioというところもひらけていて素敵ですが、どうせならFontverdまで行くことをオススメします。RamioからFontverdへは川沿いを歩くことも多いので比較的歩きやすいですし、影も多かったです。

 山自体が岩山で、見上げると無数の巨大な岩が積まれており、ドキリとしますが、ひらけた場所は絶景でした。

 まずは湖の駐車場から歩いて道路を下り、下の駐車場に出ると、トレッキングのスタートのルートが見えます。

こちらが入り口になります。COLL JOVELLというルートを選びます。

こちらがRamioになります。

 こちらが一番最初に見える絶景ポイントになります。ここから湖へ引き返すのがもっとも簡単なルートではないかと思います。
 町に降りる場合はここからひたすら下りです。尋常じゃない下りが待っていますので、膝に不安がある方にはオススメしません。
 そういう方は、下ってきた部分があるので当然上りもありますが、来た道を湖まで戻り、湖畔で時間を過ごしてバスで戻るといいですね。バスは行きも帰りも1€です。

 ここからFontverdまでは上りと平坦な道という感じです。川沿いは気持ち涼しく快適なトレッキングでした。

左に山小屋が見えますが、そこから眺める景色は最高です。

Fontverdの景色。一番いい景色を写真で撮っていませんでした。目に焼き付いています。

 この先には何が待っているのだろうかと行きたい気持ちは山々でしたが、筋肉痛は始動しているし、早めに戻ることにします。

 先ほどのRamioまで戻り、左側のルートを進むと案内標識が出てきます。何回も言いますがあとはひたすら下りです。きつい下りです。特に最後の最後とかは傾斜が鬼です。平坦な道が奇跡にさえ思えてくるような下りです。覚悟をお願いします。

鬼の前の下り。笑

 そんなこんなで約4時間で往復してきました。筋肉痛がすごくて以降2日くらいは気持ち98才の歩き方でした。

 次行くときはキャンプ用品担いで泊まりで回りたいと思っています。